証券会社比較はネット取引に特化した比較サイトです。現物・信用取引の手数料を証券会社ごとに比較したものをはじめ、PTS取引、貸株料、デイトレードなど、他のサイトにはない情報もあります。
ここでは現物取引と信用取引の違いを解説する。
多くの方はご存知だと思うが、「金利、貸株料、最低保証金一覧」 ををご覧になりたい方は飛ばして頂いて構わない。
株式取引は大きく分けて、「現物取引」、「信用取引」の2種類に分類できる。
「現物取引」は、自分の現金で株を買い、売る手法。
現物取引では株価が上昇した場合に利益を得ることができる。株価の変動がそのまま損益なので、非常にわかりやすい。
「信用取引」は、保証金を証券会社に預け、融資を受けることで、最大で委託保証金の約3倍の取引ができる。
持っているお金以上の取引ができるため、大きく利益を上げたい場合は信用取引を利用する。
しかし証券会社もタダで融資をしてくれる訳も無く、「金利」を支払う必要がある。
信用買いの金利は各社で大きく違い、売買手数料より金利の支払いが高額になる場合が非常に多い。
詳細については前項で述べた通りなので、まだの人は信用買いの金利計算例をご覧頂きたい。
一方、株価が下がると読んだ場合は、「空売り」と言う取引を行う。
証券会社から株を借り売り、その借りてきた株を売却するという仕組みだ。
売り注文を出した時より株価が下がったら買い戻すことで、利益が確定する。
この間、証券会社から株を借りていることになるが、その期間に応じて支払う代金が「貸株料」である。
これは下記一覧表を見ていただければ一目瞭然だが、各社ほとんど横並びだ。
また、信用取引は、「制度信用取引」、「一般信用取引」の2種類がある。
制度信用取引は、証券取引所が決めた銘柄だけを取引することが出来、この銘柄を(制度信用銘柄)と言う。
また決済までの期間も最長6カ月間と定められ、期日までの決済が義務付けられている。
こちらはこのような制約があるが、金利が一般信用に比べて安い。
一般信用取引は、決済の期限や売買銘柄等を投資家と証券会社との間で自由に決定できる取引だ。
自由度が高いが金利も高くなるため、制度信用取引を利用する人が多い。
制度信用の金利が1.52%と最も低金利のむさし証券、 金利では劣るものの、株式、先物、FXなど様々な分野で手数料の安いライブスター証券とGMOクリック証券、この3社が抜きん出ている。
金利についてのより詳しい解説は、信用買いの金利計算例参照してほしい。
金利は2018年9月の時点のものです。
証券会社名 | 制度信用 | 一般信用 | 貸株料 | 最低保証金額 |
---|---|---|---|---|
むさし証券 | 1.52% | 2.52% | 1.15% | 30万円 |
GMOクリック証券 | 2.75% | 短期:3.85% 無期限:1.45% | 1.10% | 30万円 |
ライブスター証券 | 2.30% | なし | 1.10% | 30万円 |
立花証券 | 2.60% | 3.90% | 1.15% | 30万円 |
野村ジョイ | 2.32% | 2.32% | 1.15% | 30万円 |
大和証券 | 2.40% | 2.40% | 1.15% | 30万円 |
岡三オンライン証券 | 2.60% | なし | 2.00% | 30万円 |
岩井コスモ証券 | 2.69% | 3.69% | 1.15% | 50万円 |
SBI証券 | 2.80% | 3.09% | 1.15% | 30万円 |
楽天証券 | 2.85% | 3.09% | 1.10% | 30万円 |
マネックス証券 | 2.97% | 3.47% | 1.15% | 30万円 |
カブドットコム証券 | 3.07% | 3.60% | 1.15% | 30万円 |
松井証券 | 3.10% | 4.10% | 1.15% | 30万円 |