シャープ株 アクオス

価格支配権がないシャープ

(2008年6月現在)

液晶テレビ(アクオス)が大ヒットしているシャープ株を1株約2,000円で、2006年から2000株保有しています。 これからますます液晶テレビが普及しそうで、長期投資で持ち続けていますが、どうでしょうか。

シャープの液晶テレビは日本シェア約40%でトップ。すばらしい業績である。
ディスプレイ・サーチ社の発表によると、07年の液晶テレビの総出荷台数は、前年同期比73%増の7933万台で、金額は同40%増の679億ドル。
特に成長をけん引したのは37~46インチ以上のサイズで、年成長率は100%以上。 同社の予想では、08年の総出荷台数は1.05億台を超えるとみている。

この話を聞くとシャープは非常に有望で株式を購入したくなるが、冷静に考えてみると

  1. 日本シェア約40%でトップだが、世界シェアでは約10%ほどで4位。
  2. 最大の市場であるアメリカでは、低価格競争が激しくシェア5位。
  3. 液晶テレビは1年間で約3割値下がりするので、売り上げを維持するだけでも前年比約20%増の売り上げ台数が必要。
  4. 不動産、株式の値下がりで高額の大型サイズが不振。

上記のようにますます液晶テレビは価格競争が厳しくなっている。
2008年3月期決算で売り上げが増えているのに、営業利益、経常利益が減り、ROAが3.37%、ROEが8.44%とひどい成績だ。
日立、東芝、ソニー、松下、三菱などが、同じ品質で安ければそちらを買うのが当然でシャープに価格支配権などなく、値下げ競争に巻き込まれるのである。
特に海外では3流ブランドであり、シャープをありがたがっているのは日本人だけだ。

シャープ株はせいぜい一株1,000円の価値しかない。
今すぐ売るべきである。

イメージで投資してはいけない。